三菱地所 JCLロードレースツアー2021
広島トヨタ広島クリテリウム
広島市西区商工センター 1.7km特設コース
1.7km × 30LAP
Total 51km
Sparkle Oita Racing Team出場選手
・黒枝士揮
・黒枝咲哉
・孫崎大樹
・沢田桂太郎
・小野寛斗
・宮崎泰史
チーム発足以来念願の初勝利は、沢田桂太郎選手!!
昨日とはうって変わって晴天でのレース開催となったJCL第4戦。
スプリンター揃いのスパークルおおいたとしてはここで何としてでも勝利が欲しいクリテリウム。
チームのイメージは2019年、同コースで行われた大会。
そこでは黒枝士揮が1位、沢田桂太郎が2位、黒枝咲哉が3位の結果を残していました。
そういう背景もあり実況では幾度となくチーム名が呼ばれ、各チームからも厳しいスパークルおおいた対策が見て取れました。
先行集団が決定的になった7週目以降はスパークルおおいたが先頭を引き、集団をコントロールします。
先行との距離をつめていく段階になってからは、まずは黒枝士揮が集団前方でペースアップを図ります。
後半は小野寛斗、宮崎泰史、孫崎大樹がローテーションで集団牽引を担い、先行とのタイムを縮めていきます。
30秒程度のタイム差が周回をおうごとに26秒、20秒、10秒と詰まっていった残り3周回でキナンサイクリングチームが温存していた6名全員で一気に前方へ駆け上がり先行集団が入れ替わります。
必死にくらいついたのは宇都宮ブリッツェンの阿部選手と孫崎。先行した3名に追いつきもう一度集団がひとつに。
最終周回、最後までわからない状況になっていました。
最終コーナー4番目でまわった沢田はゴール手前200mからロングスプリントで独走体制へ。
圧倒的な強さを見せ初勝利を掴み取りました!
■沢田桂太郎選手コメント
お待たせしてしまいましたが、ようやく一勝を掴むことができました。
次戦は大分でのホーム戦なので、大分の皆さんに勝利をお届けできればと思います。
今日のレースは、先行した集団のペースも落ちず、最終局面まで結果が見えない展開でした。また、昨日から足のコンディションも万全とは言えず、苦しい場面もありました。
チームとしては、序盤には黒枝士揮選手が集団を牽引し、中盤からは小野選手、宮崎選手が良いペースを作り、理想的なかたちに運んでくれました。本当にチーム全員の力があって、この結果に結びついたと思います。
■代表 黒枝士揮選手コメント
チームにとって念願の初勝利を獲得することができました。この日のことを信じて支えていただいたスポンサー様、ファンの方には改めて感謝を申し上げます。
“スパークル”という名前をつけたときに思い描いていた、スプリント集団のイメージに近い走りをお見せできたのかなと思います。
今回の勝利が特別なことではなく、スプリント勝負では絶対に負けないチームとしてリーグ内で存在感を発揮することが僕たちの理想です。今回は調子の上がらない選手が何名かいましたが、平坦コースでは常にファンの方に感動を届けられるようなチームに仕上げていきたいと思います。
これから1、2フィニッシュや、表彰台をスパークルで独占するようなレースの支配力を身につけていきたいと思います。
■黒枝美樹監督コメント
この勝利は、スポンサーの皆様やファンの皆様のおかげで勝ち取った勝利だと思います。
選手たちにとっても、新しいチーム、新しい環境、新しいリーグと状況が読みづらい中で、初期の頃にあった未熟な部分を、自分たちでコミュニケーションを重ねて解消してきた一つの証だと思います。
これからも、一つの勝ちに慢心せずに、改良を続けていきたいと思います。
新しくチームを作ること自体がとても大きなチャレンジでしたが、大分は今、リーグの中からも外に向けても注目される存在へ育ちました。
チームの情報発信、レースの作戦や、チームづくりもさることながら、イベントの企画、地域貢献の在り方などこれまで全て選手主導で進めてきました。
そのような新しい取り組み、新しいチャレンジをし続ける存在として今後も自転車業界に変革をもたらしていきます。
8月のホーム線に向けて、課題や、やるべきことは山積みですが、皆様のご協力を賜りながら、今回のように皆様と感動を分かち合いたいです。