11月6日（日）
 

JCL 第9戦　太田原ロードレース
 

場所: 大田原市湯津上支所
栃木県大田原市1周7.74km特設周回コース
 

距離: 1周7.74km×15周回　116.1km
天気:晴れ
 

〈出場選手〉
黒枝士揮
黒枝咲哉
孫崎大樹
沢田桂太郎
小野寛斗
宮崎泰史
 

〈レースレポート〉
大田原市湯津上支所周辺の1周7.74km特設周回コースを15周回する、全長116.1kmで行われました。
 

市郊外の田園地帯を走るコースは、一部アップダウンがあるものの、平坦の直線区間が長く、スピードマンに有利な設定。ゴール前200mから緩やかな上りですが、スプリンターでも対応できるレベルです。
 

チームとしては総合4位に孫崎選手がいるので上位に入り総合ジャンプアップを狙うか、スプリントになれば沢田選手で勝利を目指す作戦でスタートしました。
 

アップダウンがあり、登りで集団からアタックがかかり、その後の下りからのコーナーで集団が引き伸ばされ、一列棒状になります。
その中から、2周目に孫崎、宮崎選手を含む7人が集団から飛び出し、その中には総合リーダーのキナンの山本選手も入っており強力な逃げができます。
 

かなり強力なメンバーの為、逃げに乗れなかった地元勢の那須ブラーゼン、宇都宮ブリッツェンやヴィクトワール広島などがすぐさまメイン集団の牽引を開始します。
 

逃げる7人は協調してローテーションができており、５周目のスプリント賞では、孫崎選手が獲得します。
その後逃げ集団は順調に逃げますが、逃げに送りこんでいない、さいたまディレーヴもメイン集団の牽引に加わりタイム差は1分前後で推移します。
 

メイン集団の牽引をしているアシスト選手も徐々に疲労の色が見えてきますが、10周目で一気に宇都宮ブリッツェンの増田選手がスピードを上げ逃げをキャッチしにいきます。そのタイミングで逃げからは宮崎選手がドロップ、逃げ集団はメイン集団に捕まり、レースは振り出しに戻ります。
 

その中から、積極的にチーム右京の小石選手や宇賀選手がアタック。追走に小野選手が入るなど、スパークルも積極的な展開を繰り広げます。
 

アタックと吸収を繰り返しながら周回を消化。
すると12周目のスプリントポイントのある直線で9名が抜け出します。スパークルからは小野選手が追走し逃げに入り、更に2人おいついてきて、11人の逃げ集団が形成されます。
 

後ろの集団はこの逃げを完全に見送り、勝負は11人に絞られました。メンバーは、キナン3、広島2、右京2、スパークル・宇都宮・那須・さいたま1。
13周目は協調してローテーションをまわして消化しますが、14周回目に入り表の登りでペースが上がり、小野選手が集団から遅れてしまいます。
その後一度集団に復帰しますが、更に裏の登りでアタックがかかり集団から脱落してしまいます。
 

その後キナンのトマ選手、右京の小石選手や那須の西尾選手が積極的にアタックをかけますが、逃げは決まらずゴールスプリントへ。
ラスト500メートルからトマ選手が先頭、残り300メートルで後ろから増田選手が狙い澄ましたロングスプリントをかけますが、トマ選手の番手につけていた阿曽選手が合わせてスプリント開始。
長い距離をもがいた集団でトップを取ったのはヴィクトワール広島の阿曽選手。地元の那須ブラーゼンの西尾選手も追い込みますが惜しくも2位という結果になりました。
 

後ろの集団では沢田選手が集団の先頭でゴールし、11位がチーム最高位となりました。
 

チームとして積極的に展開し、いいメンバーの逃げを決めて終盤には小野選手も奮闘しましたが結果には結びつきませんでした。
今日の結果で個人総合7位、チーム総合を4位と順位を落としてしまいましたが明日の最終戦、泣いても笑っても最後なので悔いの残らないようスパークルらしい走りで勝利を目指します。
 

【BREAK YOUR LIMITS】
最後まで全力で頑張ります。
スパークルおおいたの応援をよろしくお願いします。

〈監督コメント〉

JCLロードレースツアー最終決戦の初日、大田原ロードレースが開催されました。
今年のJCLロードレースツアーは栃木県に始まり、栃木県で終わるなど地域に自転車文化が根付いていると感じましたし、初開催にも関わらず、地元の那須ブラ―ゼンと宇都宮ブリッツエンの応援が本当に多く、この2チームは地元の方々に愛されていることも分かりました。
Sparkle Oita Racing Teamも地域の皆様に愛されるチームとならなければと改めて感じたレースでした。
 

レースはヴィクトワール広島が勝利し、念願のJCL初優勝となりました。
Sparkle Oita Racing Teamは序盤から孫崎選手と宮崎選手が逃げるなど勝つために果敢にレースを動かしましたが、結果に繋げることができませんでした。
チームとして様々な展開を作れるようになることで勝利も多くなると思うので、今日のレースは次につながるレースだったと感じています。
孫崎選手と宮崎選手が逃げて、ハラハラドキドキできる展開を応援していただいてるファンの皆さんに見ていただけたことはチームとして成長していると感じたところです。
今後も、スポンサーの皆様や視聴者の方が目を離せなくなるようなレースになるようチームとしても前方を陣取って行きたいと思います。
リザルトでは、スプリント賞を孫崎選手がとりましたが、優勝に絡むことはできませんでした。
明日はJCL最終戦の那須塩原クリテリウムです。スピードチームとして勝利を目指して限界を超えた走りをしたいと思います。
今年１年間多くの応援のメッセージをいただきましたファンの皆さん。本当にありがとうございました。
 

思いっきり最終戦を走りますので多くの応援をお願いします。