
JBCF 2025 広島トヨタ 広島クリテリウム
会場:広島市西区商工センター特設コース(1.7km)
予選:6周(10.2km)/決勝:25周(42.5km)※5・10・15周目に周回賞
<レースレポート:竹村拓>
2日目のクリテリウムは、例年通り広島市西区の商工センター特設コースで開催。今年はJCT(Jクリテリウムツアー)としての開催で、予選・決勝の2部構成となりました。
予選通過枠が例年よりも絞られたため、各組で非常に激しいレースが展開され、落車も頻発するカオスなレースに。
スパークルおおいたからは、1組目で咲哉選手・竹村選手、2組目で士揮選手・住吉選手が通過し、決勝へ進出。阿曽選手と原田選手は惜しくも予選敗退となりました。
決勝には50名が出走。今大会のホストチーム・ヴィクトワール広島は全8名が進出し、シマノレーシング(6名)、宇都宮ブリッツェン(5名)など、チーム力が展開に大きく影響を与える構図となりました。過去2年は少人数の逃げ切りが成功しており、展開の読みも重要な要素となります。
レースは13時15分スタート。気温・湿度ともに前日を上回り、厳しいコンディションの中でのレースとなりました。スタートからアタックの応酬が続く中、住吉選手が前方で対応。5周目には咲哉選手がタイミング良くスプリントし、見事周回賞を獲得。その後、集団に戻ります。
中盤も逃げの動きが止まず、インターバルがかかる厳しい展開に。竹村選手が積極的に逃げとの差を埋める動きをするなど、いい動きをする中、咲哉選手は疲労からか集団から脱落し、竹村・住吉・士揮の3名がレースを進めます。
最終盤、集団はスプリント勝負へ。住吉選手は終始前方をキープし、士揮・竹村両選手は後方に位置。23周目に入り、竹村選手が士揮選手を引き上げる形で前方へポジションアップ。スパークル勢3名が宇都宮ブリッツェンの背後を確保するも、ラスト2周で崩れ、最前に残れたのは住吉選手のみ。
住吉選手は単騎でのゴール勝負に持ち込み、9位でフィニッシュ。士揮選手は熱中症気味の症状も見られながら23位、竹村選手は39位でレースを終えました。
竹村選手コメント
猛暑の中、現地や画面越しでのたくさんの応援、本当にありがとうございました。
チームと相性の良い広島大会で結果を出したかったのですが、力及ばず悔しい結果となりました。
ただ、個人的にはこれまでの練習の成果がようやく形になり、前進できたと感じられたレースでもありました。特に2日目のクリテリウムでは、チームに対して「仕事」をする場面を作ることができ、監督やチームメイト、そしてサポーターの皆さまに喜んでいただけたことが、とても嬉しかったです。
その一方で、前線で戦うことの厳しさや実力の差、そして「チーム全体で勝てなかった悔しさ」も強く感じました。
シーズン後半には、ホームレースという大きな舞台が控えています。そこでこの悔しさを晴らせるよう、チーム一丸となって努力を続けていきます。
引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします!
<レース結果>
住吉宏太 9位
黒枝士揮 23位
竹村拓 39位
黒枝咲哉 周回賞獲得
阿曽圭佑 予選敗退
原田裕成 予選敗退






